速見コーチによる宮川選手への暴力問題によって、連日マスコミでにぎわっている日本の体操界。
宮川選手の記者会見によって、朝日生命体操クラブの塚原千恵子監督が「影のドン」であることが徐々に明るみになってきました。
体操界の「女帝」とも言われており、宮川選手へのパワハラ問題も勃発しています。
そんな塚原千恵子が監督をやっている朝日生命体操クラブには、どんな選手が所属しているのでしょうか?
また、朝日生命体操クラブの評判はどうなんでしょうか?
これだけマスコミで騒がれていますが、塚原千恵子監督は、もともと体操選手としてはかなり実績のある選手で、若い頃オリンピックにも出場しています。
そんな塚原千恵子が監督をしている朝日生命体操クラブについて、いろいろと紹介しますね。
朝日生命体操クラブの所属選手と評判!
朝日生命体操クラブは、名前の通り「朝日生命保険相互会社」が運営し、協賛している体操クラブです。
もともとは1978年に、当時の塚原千恵子コーチと朝日生命の社員2人の合わせて3人で始まったクラブ。
その後「朝日生命体操教室」を設立し、地域社会貢献の一環として少年少女のための体操教室を始めました。
現在の朝日生命体操クラブの場所は、東京都世田谷区にあり、京王井の頭線「久我山駅」から歩いて20分のところにあります。
この「朝日生命体操教室」の生徒の中から、優秀な選手として成長した生徒は「朝日生命体操クラブ」に入り、さらに上の大会を目指すわけです。
この「朝日生命体操クラブ」には、過去に所属していた選手も合わせて、オリンピック代表として選ばれた選手はなんと全部で24人!
すごい実績ですね!!
オリンピック代表となった朝日生命体操クラブの所属選手を紹介します。
男子の所属選手
- 塚原直也(塚原千恵子の息子)
- 中野大輔
- 内村航平
女子の所属選手
- 信田美帆
- 小菅麻里
- 上村美揮
- 大島杏子
- 石坂真奈美
- 溝口絵里加
- 黒田真由
- 山本さとみ
- 岡部紗季子
- 美濃部ゆう
- 大川真澄
- 鶴見虹子
何とあの「内村航平選手」も朝日生命体操クラブに所属していたんですね。
「内村航平選手」といえば、2008年北京、2012年ロンドン、2016年リオデジャネイロオリンピックと3大会のオリンピックに出場。
トータルで「3つの金メダル、4つの銀メダル」を獲得しています。
内村航平選手については、あなたも記憶に新しいところでしょう。
このように朝日生命体操クラブは、優秀な体操選手を輩出するクラブとして、十分過ぎるぐらいの実績があります。
ただ評判としてはどうなのでしょうか?
もちろん優秀な体操選手を育成して、「オリンピックに出場させる」という意味では、評判は鉄板の体操クラブです。
ただその裏では、あまり良くない評判も耳にします。
とくに1991年の全日本体操選手権での「出場選手中91人中55人が大会をボイコット」事件は体操界に衝撃を与えました。
大会の審判として点数をつけていた塚原千恵子が、「朝日生命の選手」ばかりに良い点数をつけていたので、朝日生命体操クラブ以外の選手がやる気を無くしてしまったのです。
そもそも塚原千恵子は1991年に女子体操選手ボイコット事件を起こしている前科もち。その体質が今回も出た。
その時の教訓を悪く学び、有望な宮川選手を自分の支配下に置くために速見佑斗コーチを過度に悪者にしたのが真相だろう。ボクシングの女山根みたいなもの。https://t.co/REumeUtVmG pic.twitter.com/O8q1vRgN30— おくあき まさお (@tuigeki) August 30, 2018
優秀な選手を輩出しているその裏では、あまり良い評判のない塚原千恵子監督です。
頑張ってトレーニングしている選手とは関係のない話ですけどね。
朝日生命体操クラブのコーチや指導員
朝日生命体操クラブのホームページを確認してみると、「朝日生命体操教室」と「朝日生命体操クラブ」の両方のコーチや指導員の名前が出ています。
朝日生命体操クラブのコーチや指導員と、その方たちの実績を紹介します。
林秀紀コーチ
日本体育協会公認スポーツ指導者
<日本代表女子コーチ歴>
- 1993年 バーミンガム世界選手権大会
- 1994年 ブリスベン世界選手権大会
- 1994年 ドルトムント世界選手権大会
- 1996年 アトランタオリンピック大会
- 1998年 バンコクアジア大会
塩山勝コーチ
日本体育協会公認スポーツ指導者
男子体操競技、女子体操競技の2種公認審判員
<日本代表女子コーチ歴>
- 2002年 釜山アジア競技大会
- 2009~11年 JAPAN CUP
- 2010年 ロッテルダム世界選手権大会
- 2011年 東京世界選手権大会
- 2012年 アジアシニア選手権大会(中国)
- 2013年 東アジア競技大会(天津)
- 2015年 アジア選手権大会(広島)
- 2015年 グラスゴー世界選手権大会
- 2016年 リオデジャネイロ・オリンピック
さすがオリンピック選手を輩出してるだけあって、コーチ・指導員もかなりの実績者です。
また、朝日生命体操教室のコーチ・指導員の方たちも実績も素晴らしく、以下のような実績の方々がいます。
- 全日本個人総合優勝(2002年~2003年の2連覇)
- NHK杯優勝(2003年~2006年の4連覇)
- アテネオリンピック日本代表(2004年)
- アジア大会日本代表 団体銀メダル(2006年)
- 全日本シニア選手権大会 団体優勝、個人総合5位(2016年)
- 全日本シニア大会団体優勝 個人総合4位(2017年)
- 全日本選手権団体準優勝(2017年)
- 日本体操協会公認1種審判員
などなど、そうそうたるメンバーが朝日生命体操教室のコーチとして指導しています。
朝日生命体操クラブの費用
朝日生命体操クラブで名門のコーチに指導を受けるには、費用はいくらかかるのでしょうか?
朝日生命体操クラブのホームページを確認してみましたが、オリンピック選手のような優秀な選手に対する指導の費用はさすがに出ていませんでした。
おそらくオリンピックに出場するような超一流の選手の場合は、朝日生命から協賛金が出ているのでしょう。
その代わり、少年少女が対象で誰もが入会できる「朝日生命体操教室」の費用がホームページに出ていたので紹介しますね。
いかがでしょうか?
週1回の指導なら、ちょっと高めのスイミングスクールの月額費用と同じぐらいですね。
ただ、週に4回、あるいは週に5回となってくると、もはや「習い事」の費用の域を超えている金額です。
週に5回も体操の練習をさせる親としては、単なる習い事ではなく「将来それなりに大きな大会に出場すること」を目標にしていると思います。
朝日生命体操クラブの実績はすごかった
朝日生命体操クラブの所属選手と評判について紹介しました。
最近は連日マスコミに叩かれていますが、過去を振り返ってみると、その実績はかなりのものです。
実際にオリンピック選手を24人も輩出しているクラブなので、コーチや指導員の評判はかなりのものです。
ある意味マスコミからの評判は落ちてしまいましたが、朝日生命体操クラブや朝日生命体操教室で頑張っている少年少女や選手たちは、この騒動に左右されず、ぜひ頑張って欲しいものですね。
2020年の東京オリンピックも近づいてきたので、選手たちが落ち着いて練習できる環境が早くやってくるといいですね!