グーグル(Google)社は、現在提供している個人向けサービス「グーグルプラス(Google+)」の提供を終了することを発表しました。
ファイスブック、ツイッターに続いて2011年にスタートしたグーグルプラスですが、残念ながらサービス終了です。
グーグル社は「グーグルプラスがフェイスブック(Facebook)のライバルになり得るだけのけん引力を持てなかった」と認めています。
つまりファイスブック、ツイッターの良いとこ取りをしようとして始めたけど、フェイスブックにはかなわなかったということです。
グーグル社の広報担当者も「利用も非常に低調」とコメント。
終了までの移行期間も考えて、来年の2019年8月末までにサービスを終了させる予定。
とはいうものの・・・。
グーグルプラスを利用しているユーザーもいるので、そういった人はサービスが終了したらどうすればよいのでしょうか?
「グーグルプラスがサービスを終了する原因は個人情報の漏洩らしい」
「グーグルプラスの代わりになるのはフェイスブックかな?」
「いやいやグーグルプラスに近いのはツイッターだよ」
といういろいろな意見が出ています。
グーグルプラスは評判があまり良くなかったことは確かですが、じゃあ代わりになるのは何か?となると悩んでしまいます。
そこで今回は「グーグルプラスの代わりになるのはファイスブックかツイッターか?」についてお伝えします。
同時にインスタについて触れてみますね。
あとグーグルプラス終了の原因に個人情報漏洩もあるので、その点についても紹介します。
それでは行ってみましょう!
グーグルプラスが50万人の個人情報の流出でサービス終了
グーグルプラスのサービス終了の原因の一つに、じつは個人情報の漏洩があります。
システムプログラム上のバグによって、最大50万件の個人情報が漏洩した恐れがあるということです。
グーグルの技術でもこんなことがあるんですね。。。
すでバグの修正は行っていますが、この事実についてグーグル社も認めています。
またこのバグの影響を受けて個人情報が漏洩されたアカウントが、どのアカウントか確認することができないことも発表。
だれのアカウントが被害を受けたのかわからない状態なんです。
ちなみに米国経済紙の「ウォールストリート・ジャーナル」では、今年の3月にグーグル社の個人情報漏洩の問題を把握していました。
ただ規制当局対応するために、この件については情報を非公開にしていたようです。
また漏洩した個人情報について「プロフィールデータが悪用された証拠は見つかっていない」とも発表しています。
グーグルプラスは利用者が増えないだけでなく、個人情報の漏洩による技術的な問題も抱えていたのでサービス終了が検討されたわけです。
代わりになるのはファイスブックかツイッター?それともインスタ?
グーグルプラスのサービス終了によって、グーグルプラスの代わりになるSNSは何があるでしょうか?
もともとフェイスブックとツイッターの良いとこ取りで作られたものなんで、やはり代替えという意味ではファイスブックとツイッターが候補になりますね。
とはいうもののグーグルプラスとこの2つのSNSにはいろいろな違いがありますので、その点を整理してみます。
グーグルプラスとフェイスブックの違い
ファイスブックはSNSとしては一番早く誕生したサービスです。
リアルな人間関係がそのままネットの世界に再現されていますね。
なのでファイスブックとグーグルプラスの一番の大きな違いは「実名性があるかないか」です。
以前はグーグルアカウントも実名でないとアカウント停止される時期がありましたが、いまは緩いです。
もう一つのファイスブックとグーグルプラスの違いは、相手とつながるのに「承認が必要かどうか」ということ。
フェイスブックは相手とつながるのに「相手の承認」が必要です。
これに対してグーグルプラスは一方向的なフォローが可能ですね。
いわゆる「サークルに追加する」でOK。
ただフェイスブックも一方的な「フォロー」のような機能もあります。
これは「フォローをオンにする」という機能で、投稿を公開するとだれでもその投稿をフォローできる機能です。
またフェイスブックの大きな特徴として「情報の非公開性」があります。
基本的に投稿内容はGoogleの検索で拾われることはないので、投稿内容はつながっている人だけへの公開情報という位置づけになります。
これに対してグーグルプラスの場合、一般公開で投稿するとGoogleの検索対象となり、検索結果に投稿内容が拾われてしまいます。
つまりだれでも「公開情報」として閲覧することができてしまうわけですね。
逆にファイスブックとグーグルプラスで同じ点は、写真や動画の共有が簡単にできること。
そしてこれはツイッターとの比較になってしまいますが、投稿できる文字数に制限がないことです。
まとめると、グーグルプラスとファイスブックの大きな違いは、情報の公開性やプライバッシー度の強さの違いになります。
グーグルプラスとツイッターの違い
ではグーグルプラスとツイッターの違いにはどんなものがあるのでしょうか?
ツイッターは、フェイスブックよりも後からサービスがはじまったので、フェイスブックとは違う切り口でスタートしています。
フェイスブックがどちらかというと閉鎖的なコミュニティであったことに対し、ツイッターは開放的なコミュニティがコンセプトです。
そういう意味ではグーグルプラスはフェイスブックよりもツイッターの方に若干立ち位置が近いかもしれません。
それではグーグルプラスとツイッターとの違いを見ていきましょう。
まず一番の違いは投稿できる内容に「文字制限があるかないか」です。
グーグルプラスには一回で投稿できる文字数に制限はないのですが、ツイッターは140文字まで。
この差は大きいですね。
文字数制限によってそもそも投稿する内容も変わってきます。
またツイッターは各投稿がひとつの単位になっているので、全体の会話の流れが見にくいという欠点があります。
これに対してグーグルプラスは投稿に対して会話がつながっていくので、会話全体の流れが見やすいというメリットがあります。
一方、グーグルプラスとツイッターと同じ点もあります。
まず一つ目は、どちらも一方向的に相手をフォローすることが可能な点です。
相手の投稿を見たければ、フォローするのに相手の承認は必要ありません。
なので「つながりやすさ」という点では、どちらも同じですね。
またグーグルプラスもツイッターも、どちらも基本的に投稿内容は一般公開されます。
なのでGoogle検索で投稿内容を拾うことが可能です。
どちらのサービスも公開性が高いと言えますね。
ただグーグルプラスもツイッターも設定によって公開範囲を決めることも可能です。
グルーグルプラスの場合は公開するサークルやユーザーを選ぶことができますし、ツイッターもプライバシー設定によって選択可能。
まとめてみると、両者の違いは投稿できる文字数の違いが一番大きく、あと機能的な面では似たような点が多いということが言えます。
インスタはどうなんだ?
インスタグラムもSNSでは外せない存在ですが、グーグルプラスとはちょっと使う目的が異なってきますね。
インスタグラムはあくまでも写真を投稿して、それをひとつの作品として楽しんで共有するという世界観です。
なのでグーグルプラスはもちろん、フェイスブックやツイッターとも楽しみ方が違います。
インスタはインスタの楽しみ方があるので、グーグルプラスの代用になるかというと、ちょっと疑問ですね。
ただインスタはインスタの楽しみ方があるので、これは独自のSNSとして今後も広く支持されていくでしょう。
結局グーグルプラスの代わりになるのは?
グーグルプラスと、フェイスブック、ツイッター、インスタグラムとの違いについて紹介しました。
結局グーグルプラスの代わりになるSNSですが、つぎのような考え方になるでしょう。
- 公開性を重視するならツイッター
- 非公開性を重視するならフェイスブック
- より広いつながりを求めるならツイッター
- リアルの世界により近いつながりを求めるならフェイスブック
あなたがどんなSNSに関わっていきたいか、どんなメンバーと情報のやりとりをやりたいかで選んだらよいと思います。
ただもしフェイスブックかツイッターかどうしても迷ってしまった場合は、匿名性の高いツイッターからやってみるとよいでしょう。
ツイッターなら本名を明かすことはありませんので、気軽にやり直すことができます。
フェイスブックは本名を登録するので、そもそもやり直しが困難です。
簡単にやり直しがきくという面では、ツイッターを試してみるのがよいかもしれません。
まとめ
グーグルプラスの代わりになるのはファイスブックかツイッターか?についてお伝えしました。
同時にインスタについても触れてみました。
それぞれメリット・デメリット、やれること・やれないことがあるので、あなたの利用目的に応じて選択するのがよいですね。
どちらも求められているサービスが違うので、どっちの機能の方が優れているというのはありません。
使い勝手もどちらも優れています。
グーグルプラスのサービスが終了する前に、どちらかのSNS、あるいは両方に乗り換えてしまいましょう!