中学や高校のプールの授業で日焼け止めクリームを禁止している学校がりますよね。
中には小学校でも日焼け止めクリームを禁止しているところがあるそうです。
屋外プールで日焼け止めクリームを使うと「プールが汚れる」っていうのが主な理由だそうですが、意味がよくわからないですよね。
今回は日焼け止めクリームが、万が一口から体に入ったとして中毒の心配や危険はあるのかお伝えします!
日焼け止めクリームは体に入ったら危険なのか?安全なのか?
日焼け止めクリームは体に塗るものなので、そもそも口からの飲むものではないですよね。
ただ日焼け止めクリームを体に塗ってプールに入ると、プールの水に日焼け止めクリームが溶け込んでいきます。
校則で日焼け止めクリームを禁止している学校は、このプールの汚れと体内への影響を気にしているようです。
実際にプールに溶け込む日焼け止めクリームの量なんて微々たる量だと思いますが・・・。
念のため薬剤師会のホームページを見てみたところ
日焼け止めクリーム・オイルを飲んだ場合
「中毒の心配はほとんどありません。水か牛乳を飲ませて、様子をみてください。」(引用:岡山県薬剤師会のホームページ)
これは赤ちゃんや小児が誤飲した場合の記載です。
ほかの薬剤師会のホームページを見ても
「赤ちゃんが誤飲で日焼け止めクリーム・オイルを飲んだとしても、中毒の心配はほとんどない。」
という記載が書いてあります。
赤ちゃんや小児が仮に日焼け止めクリームを誤飲したとしても中毒の心配はなく、水か牛乳を飲ませて様子を見れば大丈夫だということ。
日焼け止めクリームは学校のプールの場合は心配ないのか?
薬剤師会のホームページに記載してあったのは、赤ちゃんや小児が誤飲した場合の話。
なので中学生や高校生は、当然小児より体が大きいので、そこまで心配はいらないということが言えますよね。
さらにプールという大きなところに入るので、日焼け止めクリームが溶けたとしてもわずかな量です。
しかもそのプールの水を誤って飲んだとしても、さらにわずかな量になります。
なので日焼け止めクリームを塗ったままプールに入っても
- 体によくない
- 中毒の心配
とかそういうことは全くないということが言えますね。
というか、そもそも日焼け止めクリームがプールに溶け出して危険だったら、一般のプールは大変なことになってしまいます。
なので学校のプールも大丈夫だということです。
なぜ日焼け止めクリームが校則で禁止?
学校の校則で日焼け止めクリームが禁止になっている学校は減ってきているようですが、まだまだ校則で禁止のところはあるようです。
- 小学校では29.9%
- 中学校では31.6%
- 高校では48.5%
が屋外プールでの日焼け止めクリームを禁止しています。(日本学校保健会データより)
おそらく昔からいる古い教師が、いまだに日焼け止めクリームは健康的ではないというような考えを持っているのでしょう。
日焼けが健康っていう考えは本当に根拠があるんでしょうかね。
部活とかで日焼けしているとたしかに健康的だけど、日焼けしたくない人もいると思うので自由でいいと思います。
いまの時代に「日焼け止めクリーム禁止」はちょっと合わないですね。
逆に中にはお肌が弱い人もいますからね。
紫外線を浴びすぎると、しみになったり皮膚の老化を早めるって言われています。
なるべくお肌が弱い人は紫外線から守った方がよいですね。
日焼け止めクリームには中毒の危険ではない!
屋外プールの授業で禁止されている日焼け止めクリームの安全性について紹介しました。
プールに日焼け止めクリームが溶け込んで、万が一それを口にしても中毒の心配はないっていうことです。
それよりも真夏の強烈な紫外線を直接浴びる方が、皮膚に悪い影響がありそうです。
皮膚がただれてしまっては大変ですからね。
もし学校の校則で禁止されていてプールの授業の前に日焼け止めクリームを塗れない場合は、学校に行く前にこっそり家で日焼け止めクリームを塗るしかないですね。
紫外線から大事なお肌を守っていきましょう!