第162回直木賞に選ばれた川越宗一さんの経歴や学歴がスゴいんです!
じつは大学中退で元バンドマンでサラリーマンをやりながら作家になりました。
ガチでヤバいですよね!
今回直木賞を受賞した「熱源」のあらすじも気になりますね。
今回は「川越宗一の経歴と学歴がスゴい!大学中退で元バンドマンから直木賞」についてお伝えします。
それでは行ってみましょう!
川越宗一の大学中退の学歴とプロフィール
川越宗一さんの簡単なプロフィールを見てみましょう。
川越宗一(かわごえ そういち)
生年月日 1978年
出身 大阪府
職業 小説家
趣味 焼肉
川越宗一さんは大阪出身で、大学は京都にある龍谷大学文学部に進学しています。
選んだ学科は「史学科」なので、大学では歴史を学びたかったのでしょう。
ただ最終的には龍谷大学を中退。
その後、なんと、バンド活動をはじめていました。
直木賞作家が大学を中退してバンド活動をやっていたなんて、ちょっとビックリですね。
ちなみに川越宗一さんはベースを担当していました。
川越宗一さんはその後、カタログ通販会社の「ニッセン」に就職。
といっても最初はパートからはじめた川越宗一さん。
しばらくサラリーマンとして働いていました。
川越宗一の経歴がスゴい!
カタログ通販会社の「ニッセン」では、川越宗一さんは「ニッセンの公式Twitter」の投稿を担当していました。
「ニッセンの公式Twitter」では「スミス」というキャラクターでTwitterを投稿。
こちらが川越宗一さんがはじめて投稿した時のニッセン公式アカウントです。
全国1000万のニッセンファンの皆様こんばんわ(昼ですが)、はじめましてスミスといいます。32歳、男子です。グランマさん、カムさんと並んで、これからちょこちょこつぶやいていきます。ひとつよろしくお願いします。
— ファッション通販のニッセン (@nissen) April 21, 2011
ニッセンの公式アカウントの投稿は3名が担当していて、そのうちの1名が川越宗一さん担当の「スミス」だったんです。
ただ川越宗一さんの投稿による文章のセンスが格段にウマすぎて
「スミス」さん一人が3人の人格を演じているのではないか
っていうウワサが出てしまいます。
川越宗一さんの魅力ある文章表現力は、この頃から注目されていたのですね。
まさかこの「スミス」がのちの直木賞作家になるなんて、誰も予想していなかったでしょう。
そして川越宗一さんは2018年1月に、ニッセンの公式Twitterの担当を降りました。
その後、「天地に燦たり」を世に出して第25回松本清張賞を受賞したのです。
といっても当時はまだニッセンで働きながら本を出版していたのです。
スゴいパワーですよね。
さらに今回直木賞を受賞した「熱源」を書くことを決めたときも、ニッセンに勤めているサラリーマンでした。
川越宗一さんは「熱源」を書くきっかけになった様子を文春の取材でつぎのように振り返っています。
小説を書きたいと思っていたわけではありません。
でも、5年前に沖縄の首里城を訪れたとき物語が浮かび、頭から離れなくなってしまったんです
ニッセンで働きながらも「物語が浮かび、頭から離れなくなってしまった」なんて、根っからの小説家ですね。
天職はサラリーマンではなかったようです。
「熱源」は第162回直木賞を受賞しましたが、第9回本屋が選ぶ時代小説大賞も受賞しています。
すばらしいですね!
ちなみに川越宗一さんが著書となる歴史小説は「熱源」でまだ2作目。
歴史小説ではダントツの才能を発揮しています。
大学を中退してバンドマンになり、その後パートからはじめて就職。
Twitter投稿をこなしながら、サラリーマン作家でデビューして直木賞を受賞。
夢のある話です。
川越宗一さんの著書です。
『天地に燦たり』(2018年7月6日:文藝春秋)
『熱源』(2019年8月28日:文藝春秋)
川越宗一の受賞作品のあらすじ
今回、川越宗一さんが受賞した「熱源」はどんな作品なのでしょうか。
気になりますね。
アマゾンに出ている簡単なあらすじを紹介します。
故郷を奪われ、生き方を変えられた。
それでもアイヌがアイヌとして生きているうちに、やりとげなければならないことがある。
北海道のさらに北に浮かぶ島、樺太(サハリン)。
人を拒むような極寒の地で、時代に翻弄されながら、それでも生きていくための「熱」を追い求める人々がいた。
明治維新後、樺太のアイヌに何が起こっていたのか。
見たことのない感情に心を揺り動かされる、圧巻の歴史小説。
樺太のアイヌに関する歴史小説です。
まとめ
川越宗一さんの経歴と学歴、大学中退で元バンドマンっていう話をお伝えしました。
川越宗一さんが通販会社のTwitter投稿をしていたのも、かなり意外ですね。
とてもおもしろい経歴を持った方です。
自分の才能が開花させる職に就かれてよかったですね。
今後も川越宗一さんが書かれる歴史小説に注目していきたいと思います!