「なんか休眠預金になったら、お金を取り戻すことができないって本当?」
「今年の年末に休眠預金になる銀行口座があるって聞いたけど、自分は大丈夫かな?」
何となく話で聞いた休眠預金。
自分のお金は大丈夫なのか?・・・ちょっと心配ですよね。
休眠預金になるぐらいなので高額ではないと思いますけど、たとえ少額のお金でも自分のお金でなくなってしまうのは嫌だと思います。
そうならないためにも、長い間取引をしていない口座があるかないか、これを機会にぜひチェックをしてみましょう。
思いのほか長期間に渡って取引をしていない銀行口座があるかもしれませんよ!
たとえ少額のお金でもあなたの大事なお金。
しっかりと管理しておきましょう。
この記事を読むことによって、あなたの大事なお金が休眠預金として没収されることを防ぐことができます。
また、仮に休眠預金としてあなたの口座のお金が無くなってしまったとしても、それを取り戻す方法があります!
ぜひ最後までしっかり読んでチェックしてくださいね!
休眠預金はいつから始まるのか?
「休眠預金」に関する制度ですが、じつはこの制度自体はもうすでに始まっているんです。
今からさかのぼること10年前の2009年1月1日に「休眠預金等活用法」という法律が施行されました。
この法律は、「2009年1月1日以降に10年以上、取引がない銀行口座を休眠預金にする」という制度です。
つまり今年2019年の年末に、「休眠預金等活用法」が施行されてからちょうど10年がたつので、初めての休眠預金が発生するわけですね。
対象となる銀行口座は、普通預金、定期預金、定期積金などで、財形貯蓄などの長期的な貯金は対象外。
なのであなたの机の中に眠っている忘れ去られた銀行口座の通帳がある場合、今年の年末に10年が経過していたら、そのお金は休眠預金として扱われてしまうんです。
これはちょっと見過ごすわけには行かないですよね。
休眠預金になるとどうなるのか?
ところで休眠預金になった口座のお金は、どうなってしまうのでしょうか?
休眠預金として扱われたお金は、「社会のための有効活用」されると法律では書かれています。
「社会のための有効活用ってなんなの?」
って感じですが、具体的には
- 子供たちへの支援
- 生活上の困難がある人への支援
- 地域活動の支援
に有効活用されるということです。
なんかよくわかんないけど、勘弁して欲しいですね。
悪い事に使われる訳ではないと思いますが、もともとはあなたのお金。
どうもスッキリしない気持ちもよく分かります。
「いくら法律で決まったとしても、10年間取引していないわけだから、自分自身も口座があることを忘れてしまっている・・・」
ということは十分ありえますよね。
当然そういうケースもたくさん考えられますので、一応、いきなり休眠預金に移されてしまうわけではありません。
たとえば銀行口座の残高が1万円以上ある場合は、その銀行口座に預金者に通知状が事前に郵送されます。
そこですっかり忘れていた銀行口座に気づいて、残高を事前に引き出すことができるんです。
でも銀行に登録されている住所から引っ越ししてしまい、転居先が不明の場合はそのお知らせがあなたに届かないので、その場合は休眠預金になってしまいます。
なのでこの記事を読んだあなたは、とりあえず過去に取引した記憶のある銀行口座について、残高がないか一通り確認した方が良さそうですね。
休眠預金になったあなたのお金を取り戻す方法
では10年間取引がなかった口座が休眠預金になってしまった場合、あなたのお金を取り戻すことができるのでしょうか?
結論から言うと、休眠預金になったとしても、あなたのお金を取り戻すことができます。
休眠預金となったお金は「預金保険機構」というところに移されてしまうのですが、「預金保険機構」に入ってしまったお金でも後で取り戻すことは可能です。
ただ「預金保険機構」にいったん移ってしまうと、口座を解約する手続きがかなり面倒くさくなってしまって、お金を取り戻すのにけっこう時間が掛かるようです。
はっきり言って面倒くさいですよね。
なので「預金保険機構」にあなたのお金が移ってしまう前に、今のうちに取引がご無沙汰になっている口座の預金を解約してしまうのがベストです。
まとめ
2009年1月1日から始まった「休眠預金等活用法」によって、2019年の年末をもって「休眠預金」となってしまう口座が出てきます。
なかなか自分では気づきにくいものなので、これを機に自分が過去に作った銀行口座の棚卸しをしてみた方がよいですね。
そうすることで「休眠預金」にあなたのお金が持ってかれてしまうことを防ぐことができますね。
また年末ギリギリになるとあなたも忙しくなってしまったり、銀行の窓口も混みますので、できるだけ早い時期に手続きをしてしまった方が良いです。
自分ではないと思っていても、よくよく銀行口座を確認してみたら「10年間取引がないけど、そこそこの残高がある」というパターンがあるかもしれません。
もともとあなたのお金なのでしっかりと取り戻してくださいね。