「モン・サン・オゴオリ」は、福岡県小郡市大保の小郡イオンが鉄壁な水没対策を行ったことによって地元の人たちから称賛されて言われている呼び名です。
もともとは、フランスのベネチアにある「モン・サン・ミッシェル」からマネしてできた表現です。
今回は、モン・サン・オゴオリの意味と小郡イオンの水没対策について紹介します!
モン・サン・オゴオリっていったい何の意味?
福岡県小郡市大保にあるイオン小郡ショッピングセンター(小郡イオン)は、地元の人たちから「モン・サン・オゴオリ」って呼ばれています。
何だかよく意味がわからないですよね。
なんでこんな呼ばれ方をしているのでしょうか?
ちなみに「小郡」は「おごおり」と読むので、「モン・サン・小郡」という意味ですね。
そしてもともとはフランスのベネチアにある「モン・サン・ミッシェル」から生まれた表現なんです。
じゃあ、「モン・サン・ミッシェル」ってなんだっていう話なんですが、
フランスの世界遺産にも「モン・サン・ミッシェル」は、2015年のころは陸地から離れて海にたたずむ孤島だったんです。
フランス政府はこの孤島「モン・サン・ミッシェル」に橋を作って陸地から渡れるようにしたけど、18年に一度起こる大潮の影響で橋が沈んで再び孤島になってしまいました。
ただ大潮が引けた後は、また陸続きとなり、今では橋を渡って「モン・サン・ミッシェル」に地続きで渡ることができるようになったんですね。
くわしい話は省略しますが、フランス政府の並々ならぬ努力と対策によって「モン・サン・ミッシェル」の地続きに成功したんです。
そして・・・
小郡イオンの「モン・サン・オゴオリ」は、フランスでは有名な観光地にもなっているこの「モン・サン・ミッシェル」をパロったわけです。
いや~、この発想がスゴいですよね。
まさかフランス政府も日本の小郡イオンが「モン・サン・オゴオリ」なんて言われているとは思ってないでしょうね。
とてもセンスのあるおもしろいネーミングです!
モン・サン・オゴオリの小郡イオンの水没対策がスゴい!
ところでそもそもなんで小郡イオンが「モン・サン・オゴオリ」って言われているかっていうと、それは小郡イオンが豪雨による水没対策をしているから。
小郡イオンはじつは立地条件がとても悪く、宝満川とその支流の高原川に挟まれた土地に位置しています。
しかも周りの土地よりも低い土地に建物が建っているので、大雨が降ると毎度のように水没してしまうんです。
ただこれでは地元の利用客も困るし、イオン側もシャレにならないので、敷地の水没対策を打っているんです。
その水没対策の一つがこの土嚢積み
水没を防ぐために入口に土嚢が積まれています
さらにこちらは防水バリケード
スゴいですよね!
さらに店内にも止水版があるんです。
ここまで水没対策をしているイオンって見たことないです。
さすが日本のベネチア、「モン・サン・オゴオリ」。
この水際対策のおかげでイオン周辺は水没・冠水したのに、イオンは無事だったということもありました。
この水没対策のおかげですね。
ただ・・・
とはいうもののそれなりの豪雨になってしまうと、この土嚢やバリケードの効果もむなしく水没してしまうのも事実です。
大雨の影響で、こんな感じに駐車場も建物も冠水していしまうことも。
地元の人たちも「大雨になったら小郡イオンが水没する」っていうが当たり前になっているようで、恒例行事のようになってしまっている様子です。
本当の意味で「モン・サン・オゴオリ」になるまでには、まだまだ先の話のようですね。
小郡イオンがモン・サン・オゴオリになる日は?
小郡イオンはもともと立地している土地が水害に合いやすい場所なので、水没や冠水の被害を受けやすい場所なんですね。
なんとか水際対策をして、水没から守ってほしいですね。
「モン・サン・オゴオリ」として鉄壁の水害対策を行って、地元の人たちにさらに愛されるイオンになることを願っています。
やっぱりイオンは生活の源だし、みんな大好きですからね。
イオンさん、今後もガンバってください!