福岡県小郡市大保のイオン小郡ショッピングセンター(小郡イオン)は、残念なことに豪雨のたびに駐車場や建物を含めて水没・冠水していているようです。
小郡イオンとしては対策を練っているのですが、自然の力は脅威で、想定以上の豪雨になると水没してしまうようです。
ちなみに小郡は「おごおり」と読みます。
今回は、小郡イオンはなぜ豪雨で毎回水没・浸水するのか?ということについてご紹介していきます。
小郡イオンは豪雨のたびに水没
小郡イオンは、福岡県小郡市にあるショッピングモールです。
イオンは全国にどこでもあるみんな知っているショッピングモールですよね。
ただ小郡イオンは残念ながら、豪雨のたびに水没・冠水してしまうイオンとして有名なんですね。
まずはTwitterから引用したこちらの写真をご覧ください。
駐車場が冠水していて、店舗の敷地内に入ることができません。
これはどう見ても、完全に水没してますね。
お店の中は大丈夫なのでしょうか。
湖の中に店舗があるような感じになってしまってます。
駐車場が完全に水没してしまってますね。
もちろん店内もヤバいことになっています。
いや~、マジでこれはとんでもないことになってますね。
地元の人も「大雨になったら小郡イオンは水没する」っていう認識のようです。
大雨になると当たり前のように
「また小郡イオンは順当に水没か」
なんていうセリフも飛び交うほど。
ほかにも
「また沈むんか」
「またダメやったんか」
「今年もか」
などというようなツイートもあり、毎年の恒例のような状況になってきています。
なかには、大雨になると
「ちょっと小郡イオンの様子を見に行ってくる」
という地元の人にしか通じないギャグも言われるようになってきています。
なかにはわざわざ見物に行くヤジ馬の地元の人までいるようです。
さらに、
「小郡イオンはいまのところ大丈夫です」
のように実況中継する人もいます。
ちょっと名物になってきてますね。
ただ、大雨のたびに水没してしまっては地元の利用客も困るし、イオンとしても大きな損失になってしまいます。
でも、なんで毎回大雨のたびにここの小郡イオンは水没してしまうんでしょうか?
じつは小郡イオンが毎回水没してしまうのは、ある原因があったんです。
その原因について紹介していきますね。
小郡イオンはなぜ豪雨で毎回水没・浸水するのか?
全国にイオンはたくさんあるけど、小郡イオンほど水没するイオンは珍しいですよね。
じつはこの小郡イオンが豪雨で水没してしまう原因は、この土地の特徴にあったんです。
小郡イオンが立地しているこの土地は、宝満川とその支流の高原川に挟まれた土地なんです。
しかも写真で見てわかる通り、周りの土地よりも小郡イオンは低いところに建っています。
なので豪雨によって、この宝満川から水があふれると、一気に小郡イオンに浸水がはじまって水没してしまうわけです。
立地的に水没のリスクがある場所だったんですね。
そもそも宅地エリアではなさそうですし、イオンのような広大な土地を確保するためには、こういった土地を選ばざるを得ない事情とかもあったのかもしれません。
あと写真を見る限り、小郡イオンは1階建ての建物になっています。
イオンは全国的に3階建てとかのイメージですよね。
しかも水没のリスクが想定できるたなら、なおさら3階建てとかにした方が被害も少ないです。
でもじつはイオンが建設されるときに、地元の人たちから「花火が見えなくなる」という声があり、イオン側の配慮で1階建てになったという経緯があるようです。
結果的に建物全体が水没してしまうことになったのでしょう。
小郡イオンが水没してしまう原因は川に挟まれているからだった
小郡イオンが豪雨で水没していしまうのは、立地している場所が宝満川と高原川に挟まれているからでした。
広大な駐車場と建物を建てる場所を確保するために仕方がなかったのかもしれません。
ただイオン側も大雨のたびに水没してしまっては損失が大きいので、じつは防水壁を構築して水没対策を徹底しています。
実際に豪雨でまわりの住宅や道路は冠水したけど、「小郡イオンは無事だった」というような輝かしい実績も残しています。
地元の人たちは、この鉄壁な水没対策を「モン・サン・オゴオリ」といって称賛しているぐらいです。
ちなみに「モン・サン・オゴオリ」は、フランスのベネチアにある「モン・サン・ミッシェル」にかけている表現ですね。
「モン・サン・オゴオリ」の伝説についてはこちらで解説していますよ!
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