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大鶴基成はなぜ地検の検事を辞職したのか?弁護士への転身の理由

大鶴基成アイキャッチ

日産自動車の会長カルロス・ゴーンさんの弁護士を務めることになった大鶴基成さん。

かなりやり手な弁護士として有名な方です。

読売ジャイアンツの「野球賭博事件」でも弁護を務めていたことで注目を集めています。

 

またもともとは検察庁で検事を長年経験しており、東京地検特別捜査部で数々の法人に関する案件に対応してきました。

とくに法人の財務系についてはかなり強い専門知識をもっていて、大鶴基成さんの得意分野です。

その証拠にライブドア事件による堀江貴文さんの証券取引法違反についても、大鶴基成さんが地検特捜部長として指揮をとりました。

 

そんな大鶴基成弁護士ですが、元検事だったということも結構知られています。

 

「大鶴基成さんって元検事だったらしいね」

「大鶴基成さんは検事のときどんな経歴があるんだろう?」

「大鶴基成さんはなんで検事をやめて弁護士になったの?」

っていう声がSNSにけっこうあがっていました。

 

たしかに大鶴基成さんが検事だったときの話や、なぜ検事をやめたのか気になりますよね。

 

そこで今回は「大鶴基成さんが地検の検事を辞職して弁護士へ転身した理由」についてお伝えします。

 

この記事を読むことで、大鶴基成さんが検事をやめた理由をくわしく知ることができますよ!

それでは行ってみましょう!

 

大鶴基成の地検の検事の経歴

まずは大鶴基成弁護士の簡単なプロフィールを紹介します。

 

大鶴基成1

 

大鶴基成(おおつる もとなり)

1955年3月3日生まれ

大分県佐伯市出身

 

大鶴基成さんは、中学・高校は鹿児島県の名門ラ・サールに進学し6年間一貫教育を受けました。

小さいころから秀才だったんですね。

 

大鶴基成さんは高校生のころから検察官の仕事にあこがれていました。

当時世の中を騒がせていた田中金脈問題やロッキード事件を解明するような仕事に就きたいと考えていたんです。

 

そんな志の高さと頭の良さで、大学は東京大学法学部へ進学。

司法修習を経て1980年4月に東京地方検察庁の検事に就任しました。

 

その後の検事としての経歴はつぎの通り。

  • 1980年 検事任官
  • 1992年 東京地検特別捜査部検事
  • 2000年 東京地検特別捜査部副部長(財政経済担当)
  • 2001年 法務省刑事局公安課長、司法試験委員
  • 2002年 東京地検特別捜査部副部長(特殊直告担当)
  • 2005年 東京地検特別捜査部長
  • 2007年 函館地検検事正
  • 2008年 最高検検事(財政経済担当)
  • 2010年 東京地検次席検事
  • 2011年 最高検公判部長、検事退官

(引用・抜粋:サン綜合法律事務所HP)

 

特捜検事としては多くのゼネコン汚職事件や総会屋事件などを捜査。

そして特捜部長としては手掛けた有名な事件としては「ライブドア事件」や「カネボウの粉飾決算事件」。

数々の事件を手掛けて真相を追求してきました。

 

大鶴基成さんは「とても正義感が強い方」だと言われています。

ライブドア事件のときも、大鶴基成さんのつぎのようなコメントがマスコミに取り上げられました。

 

「額に汗して働いている人々や働こうにもリストラされて職を失っている人たち、法令を遵守して経済活動を行っている企業などが出し抜かれ、不公正がまかり通る社会にしてはならないのです。」

 

まさに検事の鏡のような方。

法令遵守、不公正・違反は許さないという断固とした姿勢で戦っていました。

 

でもそんな大鶴基成さんは2011年に、高校時代からあこがれていた検事を辞職。

全く逆の立場である弁護士に転身しました。

 

それではつづいて、「なぜ大鶴基成さんは検事を辞職して弁護士へ転身したのか?」その理由についてお伝えします。

 

大鶴基成が検事を辞職して弁護士へ転身した理由

大鶴基成さんが検察側の検事から弁護士に転身した理由は何だったのでしょうか?

2011年には「最高検公判部長」まで昇格しているので、超エリートコースの階段を登っていたはずです。

 

それが検事の経歴をすべて捨てて、一人の弁護士になる理由は全くないですよね。

「いつかは弁護士をやりたい!」なんて考えていたわけでもありません。

 

この辺の真相については本人にしかわかりませんが、いろいろとネットなどで調べてみるとどうやらある事件が関係しているらしいです。

 

それは・・・

 

小沢一郎さんの政治資金規正法違反事件。

 

小沢一郎さんの秘書が政治資金規正法違反で逮捕され、その後2011年に小沢一郎さんも強制起訴されました。

その強制起訴に大鶴基成さんが関わっていたようです。

 

以下はジャーナリスト伊藤博敏さんの“「小沢捜査」を指揮した大鶴前東京地検次席が退官、佐久間前特捜部長は左遷の「内幕」”の記事の内容を要約したものです。

(引用・参照:https://gendai.ismedia.jp/articles/-/12847)

 

当時、大鶴基成さんは小沢一郎さんの事件を指揮する立場にありました。

 

小沢一郎さんの秘書である石川知裕さんに対する判決が出て、小沢一郎さんの初公判の段階になったときの話。

東京地検特捜部の「政治資金規正法違反事件の小沢一郎さんへの捜査」について、是非が改めて問われたのです。

 

検察OB弁護士の解説では・・・

 

「秘書公判を審理する東京地裁は、検察が提出した3秘書の38通の供述調書のうち11通を全文却下、残りも一部を却下しました」

 

その理由を裁判所は

 

「検察側が心理的圧迫と利益誘導を織り交ぜながら巧妙に誘導した」

 

と書いていたとのこと。

 

つまり検察側の提出した調書は信用できないということで、小沢一郎さんは無罪が確定。

こういった経緯があり、当時の検察側の捜査が問題となったのです。

 

はっきりとこの件が原因とは明言されていませんが、大鶴基成さんはその後退官。

捜査側の第一線から退くことになりました。

そして長年のキャリアを積んできた検事をやめて弁護士の道を選んだのです。

 

こういった経緯があるので、大鶴基成さんは検察側の「特捜検事」の第一線を知りつくした弁護士でもあるのです。

だからこそカルロス・ゴーンさんは大鶴基成さんに弁護を依頼したのでしょう。

 

まとめ

大鶴基成さんが地検の検事を辞職して弁護士へ転身した理由をお伝えしました。

検事として長年のキャリアを送ってきた大鶴基成さんは検察側では超エリートだったんですね。

逆にこの経験が活かされて、いまでは敏腕弁護士として活躍しています。

今後のカルロス・ゴーンさんの弁護がどのように展開していくのか注目していきたいと思います。

 

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