2018年のサンマの値段の推移が気になりますよね。
8月には「サンマが豊漁」っていうニュースが出て、
「今年はサンマが安く食べれる!」
と久々の嬉しい話題に喜んでいたのもつかの間。
北海道の地震による停電の影響で氷を作ることができず、「船が漁に出れない」というまさかの事態で、9月に入りサンマの漁獲量が激減。。。
漁業関係者の話では「漁に出れないだけで、海に出れるようになったらサンマはいる」と話していました。
ところが・・・
停電の影響がやわらいできて、氷を作ることができるようになったので、漁船がサンマ漁に出ているのですが、まさかの不漁続き。
いったい何が起きているんでしょうか?
「今年はサンマが豊漁じゃなかったの?」
「8月はサンマが安く食べれたのに・・・」
「氷はもう作れるようになったんでしょ?」
・・・いろんな疑問が出てきます。
たしかに氷が作れるようになって漁に出れるのに、なぜサンマの漁獲量が増えないのでしょうか?
今年は豊漁を期待していたのにすでに先行きが怪しいです。
「9月に入っていったい何が起きたの?」って思いますよね
今回は「豊漁」と言われていた頃の8月のサンマの値段が、9月に入ってからどんな推移で変わっているのかをお伝えします。
地震の影響も関係があるので、そのあたりも紹介しますね。
サンマの値段の推移がヤバい!
「今年はサンマが安く食べれる!」
ってお茶の間で喜んでいた8月から一転。
一番安かった時期は、スーパーで1匹100円のセールをやっていたこともあったのに、今ではお店にサンマが並ぶことすら珍しくなってきました。
北海道で起きた地震による停電のせいで、一時的に氷の供給ができなくなり、漁がストップしていました。
当然漁獲量が下がったので、1匹当たりのお値段も上昇。
ところがここに来て停電もひと段落し、サンマ漁が再開したにも関わらず、サンマの漁獲量が回復しません。
こちらは8月下旬から9月中旬にかけてのサンマのキロあたりの卸値です。
8月下旬から9月上旬が安値のピークで、北海道地震があった9月6日を境に急激に値段が上昇。
漁が再開されているいまも値段は高いまま。
一番安かった8月末が「キロあたり400円台」で、「スーパーで1匹100円」で売られていたころです。
それが今では「キロあたり1,500円以上」なので、約4倍近い卸値になってしまっています。
つまり店頭での販売価格も4倍に跳ね上がり、1匹400円程度になってしまうわけですね。
たったの2週間程度しかたっていないのに、値段が4倍・・・。
これじゃ、去年と同様にサンマを食卓で楽しむことはできないです。
サンマの値段が9月は地震の影響で急上昇
ではなぜサンマの漁獲量が減っているんでしょうか?
氷が作れない影響は、すでにあまり関係ないはず。
実際に関係者の話では
「地震による停電や物流停滞など、サンマ漁への影響は解消されてきています」
ということ。
さらに水産庁・漁政部加工流通課からは、つぎのような気になるコメントも。
「サンマの群れが9月に入って近海に近寄らなくなったのです」
つまり地震が起きた9月6日の数日前から、「徐々にサンマが日本の近海から離れていった」ということなんです!
・・・もう一度言いますね。
地震が起きる数日前には、すでにサンマは近海から離れていったんです!
これは「サンマが地震前に海中の何かしらの異変を感じ、遠洋に逃げて行ってしまったのでは?」という説が濃厚になってます。
この件について立命館大学環太平洋文明研究センターの高橋学教授は、つぎのように話しています。
「人間以外の生物は、人間が感じないわずかな揺れやにおいなどを察知して、行動を起こすことがあります。」
「これまでも、地震の直前に、深海魚、クジラ、イルカ、大量のイワシなどが浜にあがる現象が確認されています。今回、サンマが海流の変化や揺れなど“異変”を感じ、移動した可能性は否定できません。」
一説では、地震前にイワシは浜に寄り、サンマは遠洋に出て、ナマズは暴れる・・・って言われています。
まさに今回のサンマの不漁は地震による影響なんですね。
まとめ
今年のサンマの値段の推移をお伝えしました。
8月には豊漁で安く売られていたサンマが、アッという間に4倍の値段に跳ね上がってしまいました。
今年まだサンマを食べていない人は、残念な話です。
すでに食べたラッキーな人も、これで食べ納めかもしれませんね。
「今年こそはサンマの塩焼きで一杯やろう!」と考えていたあなたも残念な話になりました。
サンマのかば焼きの缶詰じゃ、ちょっと味気ないですし・・・。
しばらく経って、また近海にサンマが戻ってくるのを期待しましょう!