Googleから遂に発表になった次世代型ゲーム「STADIA(スタディア)」がヤバすぎです!
これまでのようなゲーム機が不要で、Google Chromeのブラウザ上ですべて完結できてしまうゲーム。
YouTubeに貼ってあるリンクをクリックしたら、5秒後にはストリーム上でプレイ開始!
ゲーム界の概念を変えてしまうGoogle「STADIA」について迫ってみましょう!
STADIAはYouTubeのリンクから5秒でプレイ
Googleが遂にゲーム業界に殴りこみ参入!
いままでのゲーム機の概念を全く変えてしまうと言ってもよいかもしれません。
Googleから発表されている「STADIA」の特徴を簡単にあげるとつぎの通り。
- ゲーム機が不要であらゆるデバイスでプレイ可能
- YouTubeでゲーム動画を見て気に入ったらクリック→5秒でゲーム開始
- 専用コントローラあり。既存のコントローラやマウス・キーボードにも対応
何と言ってもこれまでの概念を変えてしまうほどの変化は「ゲーム機が不要」ってこと。
いままでは「ニンテンドースイッチ」や「PS4」といったハード機を買い、そのハード機に対応したソフトを入手するというのが当然でしたね。
この概念をなくしたのが「STADIA」です!
と言っても正確にいうと、PCでのネット型ゲームは以前からあったので、これを「STADIAという一つの新しいインフラにしてしまった」とも言い換えられます。
っていうかGoogleがやると何でもスゴく見えてしまいます(笑)
ゲームの入口はYouTube
Googleが開発したゲームだけに、ゲームの入口はYouTubeになっています。
ユーザーはYouTubeを見てプレイしたいゲームがあったら、そのままリンクを踏むだけ。
クラウド上の「STADIA」のプラットフォームが稼働して、5秒後にはストリーミングプレイが開始!
つまり手持ちのハードにダウンロードする必要なく即プレイ可能。
なのでテレビでもタブレットでもスマホでも、もちろんPCでもプレイOK!
デバイスを全く選ばないってスゴい(涙)
すべてがクラウド上で処理されるので、これまでのゲーム概念を変えてしまうかもしれません。
そうです・・・ゲーム機はもう必要ないのです!
そういえば以前、任天堂の故岩田社長がこんなことを言っていました。
「ゲーム機は、どうしても遊びたいソフトを楽しんでいただくために仕方なく買っていただくものだ」
まさに任天堂も仕方なくハードを売っていたわけで、やはりユーザーにとって本当に必要なものは「ソフト」だったというわけです。
Googleはこの考え方を突き詰めて「STADIA」を誕生させたのでしょう。
STADIAのゲームスペックはどうなんだ?
クラウド上でゲームがプレイできるということは、気になるのは「STADIA」のスペック。
すでにクラウド型のネット対戦ゲームはあるけど、ネットの速度に依存してしまうのが難点。
格闘技ゲームの場合、まるで「水中戦」のようなスピードのケースも・・・。
「STADIA」はすべてが完全にクラウドで完結するのでこの辺りのスピード感は大丈夫なのかちょっと心配。
どうやらGoogleも現状でのネットの限界は認識していて
「光は遅いのでそれを知恵でリカバーする」
と明確に打ち出しています。
つまりネット速度になるべく依存しないようにクラウド上のハードの性能をアップさせるということ。
Googleの発表ではGPU(Graphics Processing Unit)による画像描写の処理速度を格段にアップ。
どれぐらいアップさせたのかというと、なんとPS4 Proの倍以上!
GPU性能は10.7Tflopsで爆速です。
そして画像処理は4K60fps。
実際に「STADIA」でプレイしている動画を見てみましょう。
STADIAのレイテンシーについて波紋を呼んでいるので、60fps設定で撮り直しました。GooglePhotoにアップした元動画も置いておきます。コマ送りで再生すれば16.67ms単位でレイテンシー測れるはずかと。https://t.co/EtOa4LkVql#mercariGDC #GDC19 #STADIA pic.twitter.com/VQKCEtwZoa
— Nakaji Kohki / Lyrica-chan @GDC🇺🇸 (@nkjzm) 2019年3月20日
う~ん、これだけでは何とも言えないですね。
理論上では、クラウドのハード性能をどんなに上げても、ネット速度がしょぼいとゲームにならないと思います。
ただ今後ネット回線速度は間違いなく上がっていくでしょうし、近いうちにやってくる「5G」の高速ネットインフラがはじまると「STADIA」の本領発揮ですね。
コントローラーはWiFiで直接サーバーへ接続
ハード機を持たない「STADIA」ですが、一応ハードとして専用コントローラーを用意。
ニンテンドースイッチのプロコンにそっくりです(笑)
「STADIA」の場合、ハード機を持たないのでこのコントローラーはどこに接続するのか?って思いますよね。
じつはコントローラーはWiFiで直接サーバーへ接続するんです!
なのでコントローラーでの入力がそのままクラウドで処理されるので反応が速いという話。
WiFiでサーバーに直接アクセスできるなんて、さすがGoogle先生。
コントローラーにスマホをセットすれば、こんな遊び方も!
これはヤバくないですか!
近所の子供たちがこんな感じでゲームやっている姿が想像できてしまいます。
STADIAのサービス開始は日本は見送り?
これだけ期待いっぱいで楽しみな「STADIA」なんですが・・・。
じつは最初のサービス開始に日本が入っていないんです!
マジかよ!って感じですよね。
Googleの発表では「STADIA」は2019年中にサービスを開始予定。
最初のサービス開始の国は「米、英国、欧州、カナダ」。
日本が入っていないなんて、衝撃~!
といっても日本はニンテンドースイッチ、PS4を世界に排出したゲーム大国。
さすがに日本でサービスを開始しないことはないと思います。
まずは「米、英国、欧州、カナダ」でスタートして、順次アジア圏にもサービスを広げていくでしょう。
こちらはGoogleの「STADIA」発表のときのプレゼンの様子。
こんなワールドワイドなイメージを持っているので、そのうち日本も当然「STADIA」がプレイできるはずですね!
まとめ
Google「STADIA」の概要とまとめについてお伝えしました。
ハード機を使わずにブラウザ上でゲームができてしまうため、ソフト次第ではかなり流行りそうです。
まずはネット回線速度にあまり依存しないゲームが中心になるでしょう。
「STADIA」の日本でのサービス開始が楽しみですね!