鳥取砂丘ってあたり一面に広がっている砂漠のような砂丘のイメージですよね。
でもじつは鳥取砂丘は、草むしりをして除草することで砂丘が保たれているって知ってましたか?
じつは鳥取砂丘は除草しないと草原のようになってしまうんです。
今回は鳥取砂丘の除草活動と、草むしりしないと砂丘が保てない理由について紹介しますね!
鳥取砂丘ではじつは定期的に除草している
鳥取砂丘のイメージってどんな感じですか?
たぶんこんなイメージですよね。
見渡す限り一面の砂丘で、観光用のラクダがいて砂漠のような雰囲気。
まさか草がボウボウなんてありえないと思ってますよね。
でもじつは鳥取砂丘は定期的に除草をしているんです。
何もしないで放置していたら、草がボウボウになって草原のようになってしまうからなんです。
「えっ!鳥取砂丘が草原に!?」
って思いますよね。
でも実際に鳥取砂丘では除草のためのボランティアも募集しています。
鳥取砂丘未来会議が主催で、鳥取県と鳥取市が共催で募集しています。
週末の早朝にやってるんですね。
観光客が来ている昼間の時間帯は、あまり除草しているところを見られたくないですからね。
ボランティアには地元の支援者や中には観光客も含まれています。
「砂丘を保つ」というか「観光地を保つ」ということでしょう。
やっぱり草原になってしまっては鳥取砂丘のイメージが壊れてしまいますからね。
鳥取砂丘で除草?草むしりしないと砂丘が保てない理由
それにしてもなんでこんな砂丘に草がボウボウに生えてくるのでしょうか?
なんか砂丘というか砂浜に草が生えまくるってイメージつかないですよね。
でも現実、じつは鳥取砂丘の敷地の2割程度が草原化してしまっているんです。
鳥取砂丘の草原化の原因の一つと言われているのは、外来種の雑草などが増えてきて、草原化が加速しているから。
そしてもう一つの原因は、砂丘の近くに防風林を作った影響。
防風林を作ったことで砂丘にあまり風が吹かなくなるようになったので、砂丘の砂があまり吹き荒れなくなったんですね。
なので観光客としては、鳥取砂丘をより穏やかに観光できるようになったんですね。
ところが、鳥などがどこかから「草の種」を運んできても、砂が飛ばずに砂丘に滞留することになったので草がそのまま生えるようになったんです。
過去に一番雑草が生えていたのは1991年ごろで、鳥取砂丘の半分ぐらいが雑草に覆われてしまって草原になってしまったこともあります。
いまは定期的に除草が行われているので砂丘が維持されているということです。
鳥取砂丘の風を抑えるために防風林を作り、そのせいで草原化したので草むしりをして・・・っていう連鎖になってしまったようです。
鳥取砂丘では除草しないと砂丘が保てない
まさか鳥取砂丘で定期的に草むしりをしているなんて知らなかったですよね。
よく見る鳥取砂丘の写真は、砂丘が一面に広がっていて砂漠のような雰囲気なので、除草をして保っていたなんてちょっと驚きです。
地元の人たちや観光客のボランティアの努力があって、鳥取砂丘の景観が保たれているということでした。
鳥取砂丘は、あの美しさを保つためにいろいろな方たちに守られているのですね!