宮川紗江選手の記者会見で報道陣を前にして告白したパワハラ問題。
日本体操協会から「無期限の登録抹消などの処分」が通知された速見コーチを、宮川紗江選手が記者会見で弁護するというまさかの展開へ・・・。
記者会見の内容をよくよく聞いてみると・・・、どうやら体操界のドンである「塚原千恵子女子強化本部長」によるパワハラ問題へと発展そうな予感です。
そもそも「女子強化本部長」という肩書きからして、かなりパワハラ的な役職の雰囲気を感じてしまうのは気のせいでしょうか(笑)
今回は世間を騒がしている塚原千恵子本部長の評判や経歴を紹介します。
さらにウワサになっている本人の病気について、また朝日生命の勧誘については本当にあったのかどうか、その真相をお伝えしますね。
塚原千恵子の評判、経歴について
塚原千恵子の評判ですが、過去にも何度か日本体操協会や若手の選手とも対立してきたこともあったようです。
塚原千恵子が気に入らない選手がいると、たとえ将来有望な選手だったとしてもつぶされてしまったりとか。
自分のクラブの選手の体操について、審判の採点に納得がいかなかったときに、試合を途中でボイコットさせたりとか。
あまりいい話は聞きませんね。
また1984年のロサンゼルスオリンピックで金銀銅の3つのメダルを獲得した森末慎二氏も、8月30日のTBS系「ビビット」に生出演して、次のようにコメントしています。
1991年の全日本体操選手権で千恵子氏を中心とする審判団の採点法に不満が爆発し、出場選手中91人中55人が大会をボイコットした!
塚原千恵子の採点について、どうやら以前から選手たちは不満が爆発していたようです。
具体的にいうと、塚原千恵子は朝日生命体操クラブの女子チーム監督なので、「朝日生命の選手」ばかりに良い点数をつけていたわけです。
結局体操という競技は、審判は点数をつけるので、どんなに素晴らしい完璧な演技をしたとしても、審判がつける点数によって順位が決まってしまうんです。
しかも上位に入る選手が「朝日生命の選手」ばかりだと、正直他の選手はやる気が無くなってしまいます。
そもそも塚原千恵子は1991年に女子体操選手ボイコット事件を起こしている前科もち。その体質が今回も出た。
その時の教訓を悪く学び、有望な宮川選手を自分の支配下に置くために速見佑斗コーチを過度に悪者にしたのが真相だろう。ボクシングの女山根みたいなもの。https://t.co/REumeUtVmG pic.twitter.com/O8q1vRgN30— おくあき まさお (@tuigeki) August 30, 2018
そんな塚原千恵子ですが、過去はどんな経歴なのでしょうか?
塚原千恵子の経歴は次の通りです。
塚原千恵子(つかはら ちえこ)
- 1947年8月12日長崎県生まれの71歳
- 全日本学生体操競技選手権大会で個人総合優勝(1967年)
- 夏季ユニバーシアード(東京)女子団体で金メダルを獲得(1967年)
- メキシコシティーオリンピックに出場し女子個人総合19位、女子団体4位(1968年)
- 第23回全日本体操競技選手権大会で優勝(1969年)
- 全日本学生体操競技選手権大会で優勝(1969年)
- NHK杯体操選手権で優勝で優勝(1969年)
- 第17回世界体操競技選手権で団体4位(1969年)
いやいや!すごいっすね!
今はマスコミからやり玉にあがってしまい、さらに宮川選手からも記者会見でいろいろ言われていますが、体操選手としての実力はかなりのものだったんですね。
さらにその後、1972年に現役の体操選手を引退。
オリンピック3大会で金メダルを獲得した塚原光男と結婚しました。
その後は日本の体操選手を育成するために指導者として活躍。
次のオリンピックのコーチなどを歴任しています。
- モントリオールオリンピック(1976年)
- ロサンゼルスオリンピック(1984年)
- ソウルオリンピック(1988年)
- 北京オリンピック(2008年)
さらに塚原体操センターの副校長、朝日生命体操クラブ女子チーム監督に着任。
若手体操選手の指導を行なってきました。
塚原千恵子ご本人の体操の実績と経歴もすごいけど、旦那さんの塚原光男さんの実績もハンパないですね。
塚原千恵子の病気について
塚原千恵子の病気についていろいろと話題になることがあります。
どうやら2016年のリオデジャネイロオリンピックのときに心臓疾患で不整脈になってしまったようです(当時68歳)。
そのとき塚原千恵子は、この病気のために監督を辞退しています。
2016年の1月には手術をしており、さらにその年の9月にも再手術をしています。
さすがにすでも71歳なので、なにか大きな病気をしていてもおかしくはないですね。
塚原千恵子の朝日生命への勧誘の真相は?
塚原千恵子の話題でもう一つ。
塚原千恵子が宮川選手を、自分が監督している朝日生命体操クラブに勧誘した件です。
これについては塚原千恵子は、真っ向から否定しています。
塚原千恵子の話では、宮川選手に次のように話しただけと反論しています。
”「宮川選手が練習場に困るから(他に指導者がいる朝日生命も)使ってもいい」と言っただけ”
速見佑斗コーチのパワハラ問題について協会が調査するために、7月の合宿から速見コーチが外された際に、塚原千恵子が宮川選手に「練習場を提供しようとしただけ」という話。
塚原千恵子は、あくまでも「親切心で言っただけで、朝日生命に勧誘するつもりはない」と言い切っています。
今後の塚原千恵子の動向に注目
塚原千恵子の評判や経歴、朝日生命への勧誘の真相について紹介しました。
連日話題になっていますが、このままでは終わりそうにない話になってきましたね。
宮川選手の記者会見での発言について、塚原千恵子はかなりお怒りのようで、全面姿勢で戦う意向を示しています。
まさに体操界の「ドロ沼の戦い」になりそうです。
できれば体操の成績で話題になってほしいところですが、今後の動向に注目して、またいろいろ紹介しますね。