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吉野家の赤字の原因は人件費の増加?牛丼の値上げはあるのか?

吉野家アイキャッチ

吉野家ホールディングスが発表した2018年3~11月期の連結決算で「15億円の赤字」に転落したことがわかりました。

前年同期は15億円の黒字だったので、大幅な赤字転落です。

 

3~11月期の連結決算が赤字になったのは5年ぶりのこと。

2018年3~8月期の中間決算では8億5,000万円の赤字だったので、この四半期でさらに赤字が落ち込んだことになります。

 

と言ってもとくに会社として大きなニュースやトラブルがあったわけではないですよね。

ちなみに売上は前年同期に比べて2.7%増加しています。

 

なのになぜこのような急激な赤字転落を引き起こしたのでしょうか?

 

2018年3~11月期の赤字の原因は「コストの増加」。

コストアップによって営業利益が圧迫されてしまったのです。

 

「吉野家が大幅な赤字らしい」

「吉野家の赤字の原因はコスト高だって」

「吉野家は値上げはしないの?」

 

そうですよね!

大好きな吉野家のことなので、とても気になりますよね。

 

そこで今回は「吉野家の赤字の原因は人件費の増加、牛丼の値上げはあるのか?」というお話をお伝えします。

 

この記事を読むことによって、吉野家の赤字についてくわしく知ることができますよ!

それでは行ってみましょう!

 

吉野家の赤字の原因は人件費の増加?

吉野家の2018年3~11月期の15億円の赤字の原因はコストの増加です。

売上は伸びているのですが、原価が上がってしまい赤字になってしまいました。

 

上がってしまった原価はつぎの二つ。

  • 人件費
  • 原材料費

 

まず一つ目の人件費は、アルバイトやパートの人の時給の上昇。

とくに都市部では軒並み人件費があがってしまったとのこと。

 

ここのところ時給1,000円でもアルバイトを確保するのが難しく、金額を上乗せしていかないとアルバイトの人員が集まらないという話。

2018年2月期の数字では、パート社員の人件費は364億円。

前年同期比で約19億円の増加です。

 

そこでさらに店舗の賃料も全国的にアップして、販売管理費が65億円も増加。

大きく利益を減少させました。

 

そして赤字の2つ目の原因は原材料費の高騰。

 

現在吉野家で使用している牛肉は「ショートプレート」と言われている部位。

この「ショートプレート」はアメリカで廃棄処分する部位でほとんど食用には使われていません。

これを吉野家は安く輸入して調理しているのです。

 

ところがここ最近になってこの「ショートプレート」を中国も輸入するように。

そして中国とアメリカの貿易関係の悪化によって、「ショートプレート」の価格が上昇。

その影響をモロに受けたわけです。

 

実際に昨年のショートプレートの値段は650円/kg。

これが今年は800円/kgぐらいまで高騰しています。

こういった原材料費の高騰が吉野家の利益を圧迫してしまったんですね。

 

吉野家1

 

ところで吉野家はこの赤字を乗り切るために、現行の牛丼の価格を値上げするのでしょうか?

 

つづいては吉野家は赤字転落で牛丼の値上げをするのかどうかについてお伝えします。

 

吉野家の牛丼の値上げはあるのか?

吉野家は人件費の増加、原材料費の高騰によって赤字になってしまいました。

なので原価の上昇に伴って、牛丼の価格を値上げしてしまうのでしょうか?

 

結論からいうと値上げの可能性は低いと言えます。

 

じつは吉野家は値上げに関して、過去に痛い経験があるのです。

 

それは2014年の12月のこと。

北米産のショートプレートを輸入して使用していたときに、ショートプレートの値段が大幅に高騰しました。

 

そして当時、吉野家は「原材料の牛肉価格の上昇」を理由に牛丼の価格を税込み300円から380円に値上げしました。

ところがその値上げの影響で、客足が大幅に減少。

客数が15%ほど落ち込んでしましました。

 

なので吉野家は過去の痛い経験があるので、今回の原価の高騰では牛丼の値上げは行わない可能性が高いです。

 

実際に吉野家ホールディングスの河村泰貴社長はつぎのように話しています。

「牛丼は日常食なので客は10円、20円でも敏感に反応する。牛丼の値上げは検討していない」

 

過去の値上げによる客離れがあるので値上げには慎重ですね。

 

なので吉野家としては人件費や原材料費の高騰について、値上げ以外の対策を取っていくことになります。

オペレーションを見直して生産性を向上させたり、洗浄した食器を自動的に格納するロボットを導入したりとあれこれ対策を練っているところです。

 

今後の吉野家の経営回復に注目が集まります。

 

まとめ

吉野家の赤字の原因は人件費の増加、牛丼の値上げはあるのかどうかについてお伝えしました

アルバイトの人員確保が困難であるうえに、原材料である牛肉の値段が上がってしまった吉野家。

なかなか厳しい経営を強いられるようになってしまいました。

吉野家ファンは全国にたくさんいるので、今後の経営状況の回復を期待していきたいと思います!